ほとんどの夢は叶わない〜「走りながら考える」為末大

【タイトル】走りながら考える〜人生のハードルを越える64の方法
【著者】為末大
【発行所】ダイヤモンド社
【定価】1500円

・・・ほとんどの夢は叶わないし、ほとんどの人生は負けで終わる。「夢は叶う」は叶った人が言えるだけで、叶わなかったほとんどの普通の人はそうは言えない。とすれば、「夢が叶わない現実」の中をどう生きていくか。

「きれいごと」はうさんくさいけど、でも「きれいごと」がないまま生きていけば、結局何のための人生かわからなくなる。現実は変えられない、どうにもできないことも多い。でもその中ででもなお、大事にしたい何か。それが「きれいごと」だと思う。
(本文より)

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為末さんと言えば、男子400mハードルで活躍されたトップアスリート。
世界選手権で日本初のメダル獲得、オリンピックは3大会連続出場などの華々しいキャリアで知られています。

もちろん名前は知っていましたが、ある意味自分とは関係ない、次元の違うところで生きている方なんだと思っていました。それはそうですよね、トップアスリートとの接点なんてニュースや新聞くらいですから(笑)

実業団からプロに転向するなど、ちょっと独自の考えを持つ方といった印象もあったのですが、それが、顕著に現れるようになったのは2012年に競技生活を辞められてから。

いわゆる第二の人生を歩み始めた彼は、積極的な発言で知られるようになり、メディアの露出も多くなりました。その姿はトップアスリートだった頃の近寄りがたとは逆に、多くの人の共感を引き起こすようになった気がします。

個人的に「その発言がいいなぁ」と思ったのは「ほぼ日刊イトイ新聞」の「走ることについて、しゃべる理由」特集。“動きをつくるためにしゃべる”みたいな物言いは、簡単な言葉なんだけど今まで誰も言ってなかったような表現で、「ああ、この人は自分で考えて自分の言葉を持つ人なんだな、面白いな」と思いました。

この本は、そんな為末さんが気になって手に取った一冊。トップアスリートを極めた人生体験が為末さんの言葉で語られています。まさに、走りながら考えて、考えながら走って・・・といった試行錯誤の記録。私は決してアスリートではないのですが、全章にわたる簡潔で的確な表現がじわじわと染みました。

舞台は違っても、あらゆる状況を走り抜けている人にちょっと読んで欲しい1冊です。

HUB Tokyoの 槌屋 詩野さん「一歩踏み出す出すための、マインドセットチェンジ! 女性起業家のケーススタディとコミュニティ」

長野県松本市のコワーキングスペースknower(s)で行われたセミナーに参加してきました。

【女性起業家によるスタートアップセミナーvol.3】
「一歩踏み出す出すための、マインドセットチェンジ! 女性起業家のケーススタディとコミュニティ」
2014/8/23(土) 13:00〜16:00 ノウアーズ(松本市)

ということで、「HUB Tokyo」を創られた 槌屋 詩野さんがゲストでした。

世界中のチェンジメイカーとなる起業家達が接続するコラボレーションネットワークとして
「HUB」という組織があるんですけどみなさんご存知でしたか?
(私は最近まで知りませんでした・・・)

国際NGOに勤務した経験などもあり、もともと海外と縁があった槌屋さんは、海外で出会った「HUB」の主旨に共感して、東京に「HUB Tokyo」を創設してしまった・・・という方です。

「社会変革を起す、全ての企業家たちの、世界1万人のコミュニティ」というHUB TOKYOを創りあげた方なので、HUB TOKYO設立までのいきさつや現在やっていることに対して語る言葉にはなかなか強い信念やパワーを感じましたが、比較的小規模なセミナーだったこともあり、とても親しみやすくで楽しかったです。

槌屋さんのセミナーではちょっとしたワークショップもあって、起業家のタイプを8つに分け自分はどのプロファイルに当てはまるかをグループセッションしたのですが、個人的に組織を作る時は自分と違ったタイプの人を入れるとバランスが良い・・・というお話が面白かったですよ。

セミナー0823